映画「感染列島」初日舞台挨拶@日比谷スカラ座(9:05〜12:05)

kitakogane_aoi2009-01-17

登壇者:妻夫木聡檀れい藤竜也国仲涼子カンニング竹山ダンテ・カーヴァー瀬々敬久監督
司会者:枡田絵理奈(TBSアナウンサー)


まずは映画の上映から。
B列(実質最前)センターやや上手寄りにて観賞。
未知のウィルスによる感染拡大の恐怖と、人類の戦いを描いたパニックムービー。
前半はそれなりに緊迫感が出ていたように思う(数多くのツッコミどころに目をつぶるにしろ)のだが、後半、ミナス島に舞台が移る辺りから、かなりグダグダな展開に。
最後、強引にまとめてはいたものの、ここで回想シーンというのもなんだかなぁという感じで、かなり残念感の漂う内容。

・・・ではあるのだが、個人的にこのテのダメ度の高いトンデモムービーは結構好きなこともあり、それなりに楽しめてしまった(笑)。さすがに人にはススメられないけれども。


出演者の中ではスターダスト所属の夏緒の演技が印象に残る。
あと、小松彩夏が脇役ながら、それなりに推された扱いをされていたように思う。

        • -


上映終了後、舞台挨拶。
司会でTBSの新人・枡田アナウンサー。ちょっと可愛い(笑)。不慣れな感じが初々しくて良いね。
枡田アナの呼び込みで、出演者&監督が下手より登壇。あー、壇れい様が思いっきり女優オーラを発していて美し過ぎる。
というか、これだけのメンツが揃うと、とにかく全員のオーラが凄まじい。
挨拶時の個々の発言については、この辺に詳しくUPされているのでご参照されたし。


ひと通り全員の挨拶が終り、枡田アナが「では、最後に妻夫木さんから締めのコメントを」と妻夫木に振り。
キャンペーンで何度も語ってるから、お茶の子さいさいなんであろうが、それでも「命の共存という深いテーマ性が云々」と澱みなく語りまくれる妻夫木は、ちょっとスゴイなと思った。


挨拶終了後、出演者降壇。
代ってマスコミの報道陣が大挙して登壇し、フォトセッションタイム。
客席最前に巨大なマスクが運び込まれ、最前の客はそれを持つのに協力。私は微妙にハズれていてマスクを持たずに済んだ(笑)
で、出演者一同が客席前に立ち、写真撮影。あー国仲涼子が私のすぐ目の前に(汗)
巨大マスクを見た妻夫木は「意外と小さいですね。ギネスに申請するって聞いたんで、もっとスゴイのかと思ってた」と苦笑まじりに発言。場内爆笑。
さらにカンニング竹山が、防護服に身を包んだスタッフからCO2を噴射される「除菌」セレモニーも実施。「除菌」されてキレ芸を見せる竹山。


最後に、枡田アナが「では、最後に再び妻夫木さんに締めていただきましょう」と、何も考えずに妻夫木にまた振る。
さすがに、先程の締めでコメントを全て言い尽くしたのか「また締めるんですか? ムチャぶりですね」と苦笑する妻夫木。
それでも「この作品を通して、いま見失いがちな大切なものに気付くきっかけにしてほしいと思います。命というものを考える意識改革になれば、本当にうれしいです。あ、なんかすいません。上から目線で」と、しっかり締める妻夫木。スゲー。


これをもって舞台挨拶終了。余韻に浸りつつゆるゆると撤収。




<関連>

映画「プライド」初日舞台挨拶@池袋HUMAXシネマズ4・シネマ3(14:00〜14:17)

登壇者:ステファニー、満島ひかり渡辺大金子修介監督


「感染列島」終了後、有楽座を経由した後、渋谷へ。
「グロテスク」のチケを購入した後、池袋へ移動。「プライド」の舞台挨拶へ。
上映自体は11時55分からスタートしているのだが、チケ確保の過程で「感染列島」にカブってしまった為、やむなく映画の方は捨てて舞台挨拶のみ観ることに(映画の方は近日中に観賞予定)。
で、14時ちょい前に劇場に到着。
上映終了までロビーにて待ち、エンディングロールの最中に場内突入。
C列(実質2列目)センターやや下手寄りの指定席に無事着席。


すぐに舞台挨拶が始まる。
司会は映画会社の若い男性のようであった。
出演者が下手入口から呼び込まれる。
この劇場はスクリーン部分がステージになっていないので、登壇はなく、スクリーン前の床に並んだ状態での挨拶となった。
下手からステファニー→満島ひかり渡辺大金子修介監督の順番で挨拶。


ステファニー「映画の話が来た時、主題歌をやるだけかと思ったら、主演ということなんでビックリしました」


満島ひかり「私は歌手じゃないので、歌の部分が大変でした」


う〜む・・・Folder5は、もはや黒歴史なのか?


渡辺大「女装するので、脛や脇など体中の毛を剃ったのですが、排水溝が毛で詰まりそうになって大変でした(笑)」


金子監督「オペラのシーンはミニチュア合成です。怪獣映画のノウハウで撮影しました。女同士のバトルなんで、ある意味、怪獣映画を撮っているような・・・。原作者の一条先生からは絶対に及川(光博)さんを出せと最初にキツく言われました(笑)。及川さんは普段普通なんですけど、一度カメラを向けると"ミッチー"に変ってしまうのがスゴイなと。さっきの舞台挨拶でも、いきなり変っちゃってスゴかったです(笑)」


他、司会が不慣れな為か、進行がたどたどしく、見かねた満島ひかりが、共演した女優さんたち(高島礼子等)の印象を語るなどして、話を広げていたのが印象的だった。


最後に金子監督が来場お礼の挨拶を再び行って締め。
舞台挨拶終了。

映画「グロテスク〜UNRATED VERSION〜」初日舞台挨拶@シアターN渋谷(21:20〜22:50)

登壇者:長澤つぐみ白石晃士監督、川連廣明、大迫茂生


池袋から一旦帰宅して一息ついた後、再出撃。
チケの整理番号は60番台を持っていたのだが、見事に遅刻して95番台が呼び出されている時に入場。
館内の構造上、前の客の頭が邪魔になって観辛くなるシアターNの環境を考えた場合、30番もの遅れは致命的とも言えたが、なんとかセンター後方の座席を確保。
場内は立ち見も出て満員御礼。異様な熱気(笑)


ジョリー・ロジャーの方が司会。
出演者と監督が呼び込まれ舞台挨拶スタート。
長澤さん、川連さんは割と普通に挨拶していたが、大迫さんの所で客席から「大迫!」「ヘンタイ!」と声がかかり、大迫さん苦笑。今回の映画はクランクインの2日前に出演が決まったとか。
白石監督からは「不況厳しき折、ハートウォーミングな作品なので心を温かくして帰ってもらえれば」と本気ともウソともつかない謎発言が。
また、大迫さんの演じる「謎の男」役を引き受ける役者が誰もいなかった(台本読んで断られた)ので苦労した。最終的に写真を見て大迫さんに決めた等のエピソードも。
さらに、映画の中では凄まじい極限状況が描かれるが、撮影現場は和気藹々とした雰囲気で進行していたとか。
あと、川連さんの役は、女性経験が無い男という設定であるらしい。
ひたすら「ハートウォーミングな作品です」と強調する白石監督が印象的だった。


舞台挨拶終了後、上映スタート。
1列目の関係者席には長澤さんら出演者と監督が着席して、客と一緒に観賞。



※注:グロいのが苦手な方は絶対見ないように!


【ストーリー】
初めてのデートの日、喫茶店で恥ずかしそうに向き合う男女。和男(川連廣明)は、会社の同僚であるアキ(長澤つぐみ)に想いを寄せている。そんなデートの最中、二人は突然何者かに襲われ見知らぬ地下室で目を覚ました。手足は拘束され、口には猿ぐつわ。
完璧なる監禁、事態を飲み込むことができるハズもなくただただ恐怖におびえる二人の前に、医師の免許を持つ謎の男があらわれた。
「きみたち二人の愛に感動できれば解放するよ」と男は話す・・・。
男は、二人に恥辱の限りを尽くし、そして命の限りの虐待を施す。それも彼らの愛情で感動を得る為だという。その地下室から、完璧なる監禁から彼らは脱出することができるのだろうか…。



要注意事項
●とてつもなく残虐映画。です
●嘔吐覚悟でご覧ください。
●モラルはお捨てください。
カップルではご覧になられないでください。
●この映画に救いを求めてはいけません。
※あまりに過激なため20歳未満の方のご入場は固くお断りします。


・・・ということで、一応腹を括る覚悟で観賞。
スプラッタームービーはそれなりに見慣れている方だが、なるほど、これは確かに振り切ってるなぁ、イッちゃってるなぁと。
普段は人体爆破シーンとか首チョンパシーンとか、顔色ひとつ変えず笑いながら観られるのだが、あまりに絶望的なシチュエーションと見た目に痛い拷問シーンの連続にイチモツが縮み上がる思いであった(まぁ前半は殆どAVだったけど)。
女性客の中には爆笑してる方もいたけど、まぁ受け止め方は人それぞれということで・・・(苦笑)


ドラマ的には、拷問に耐え切れず相手を見捨てるような心理的葛藤が、もう少し深く描かれていれば、とてつもない傑作に仕上がったと思うのだが、その辺まで踏み込む気は無かったようで。そこはちょっと惜しかった気がする。
が、受け取りようによっては、ある意味「究極の純愛映画」と言えなくもない。


また、長澤つぐみも勿論イイのだが、それ以上に、無表情の中に、そこはかとなく狂気を滲ませる大迫茂生の演技は絶品だった。

        • -


上映終了後、劇場外にて恒例の即席サイン会。
シアターNでのイベント後は、これが楽しみなんだよね。

長澤つぐみさんから「グロテスク」のチラシにサインもらって、1枚撮らせて頂き、握手して終了。

本日も充実した1日でした!(笑)