「ペイチェック 消された記憶」@日比谷スカラ座1

映画半額デーであり、一応ディックファンなので、仕事帰りに観賞。原作である「報酬」(ハヤカワ文庫「パーキー・パットの日々」に収録)はもう10数年前に読んだっきりだったので、すっかり内容を忘れていたこともあり、思わず事前に読み返してたりして(苦笑)
スカラ座、改装後は今日初めて入ったんだけど、すっかり小洒落た雰囲気になってたなぁ。半額デーだから混雑もあり得ると思い、席のリザーブかけておいたら客が30人位でガラガラ(激苦笑)。まぁ一番の良席で観られたから別にいいんだけど。
で、映画の方はというと、とりあえずジョン・ウー。なにはなくともジョン・ウー。アクション満載だぜジョン・ウー。んで、やっぱり鳩かよジョン・ウー。という感じで基本プロット以外はディック色薄めで、全編ひたすらジョン・ウー。まぁ、誰が監督してもディック作品ってのは基本プロットしか使われないんで、今更その辺はどうでも良かったりするけど。原作では7個しかなかったガラクタが映画では19個に増えていたのにはちょっと驚いた。あと「タイムミラー」はともかく「タイムスクープ」も出してくれたら、物凄く笑えたと思う。原作のラストシーンで出てくるチープなイメージはちょっと観てみたかった。いや、改竄して正解ではあるんだけど。