映画「私の頭の中の消しゴム」観賞@渋谷ジョイシネマ(20:30〜22:50)

kitakogane_aoi2005-12-01

映画一律¥1000の日につき、何観ようかと渋谷を徘徊したトコロ、たまたま時間的に丁度良かったのでこれをチョイス。
号泣必至の映画ということで、女性客が大半。
これは私もヤバイかなぁと思いつつ、覚悟を決めて観賞。




・・・・上映終了。



泣けなかった・・・(爆)


いや、周囲の女性客はみんな泣いてたんですけどねぇ。
私は「泣き」のツボ押されなかったんだよなぁ。
なんか展開が唐突過ぎて殆ど感情移入出来なかった。


確かに愛する妻が若年性アルツハイマーにかかって、自分のことも夫のことも忘れていってしまうという展開は悲劇なのだが、あまりにも忘却のスピードが速すぎるような。


もう少し「忘れたくない、忘れさせたくない」という2人の足掻きや苦悩のシーンが、あと2つ3つあるとスムーズに感情移入出来たのだろうが、アルツハイマー発覚後、数シーンでかなりの痴呆状態になってしまっており、「忘れたくない」という妻側の苦悩がほぼ無くなってしまい、夫との感情のぶつかり合いに至らないので、どうもドラマが弱いのだ。
前半に恋愛の過程を丁寧に描いていたのだから、後半こそシーンを積み重ねて、磐石のドラマにしてほしかったと思う。


妻の昔の男を夫が滅茶苦茶に殴り倒すシーンと、ラストのファミマのタイタニック風のアレにはすっかりドン引きだった(苦笑)


そういった意味では非常に惜しい作品だったと言うか・・・・まぁ多くの女性客は号泣してたんで、たんに私が鈍いだけという話も(笑)
つーか、これより「バタフライ・エフェクト」の方が絶対泣けると思うんだが・・・。


まぁ文句ばかりだったけど、主演の2人に関しては非常に良かったと思う。


とりあえず、これの原作である日本のドラマ「Pure Soul 〜君が僕を忘れても〜」(2001年読売テレビ制作)は観てなかったんで、これを機会に観てみたいなぁとは思った。