楽天ブックスさん、DVD欲しい!


「何とも言えない後味の映画ベスト3」


客置いてけぼりでア然ボー然となる結末の映画も沢山ありますが、そんなのもひっくるめて、とりあえず無理矢理3本に絞り込み(苦笑)
結果、ジャンル的にはまったく接点の無い3本に・・・。
さすがにこれはセット販売はないでしょうw



第3位「未来惑星ザルドス


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1974年製作。ショーン・コネリー主演のカルトSF。
核戦争によって荒廃した未来社会を舞台に、支配者層ボルテックスに挑む勇敢な戦士の活躍が描かれる。
・・・と書くと何やらカッコ良さそうだが、実際の作品は実に野暮ったい(笑)。
モロに70年代色が出るサイケな映像など、随所に続出するのだが、おおらかな気持ちで見ないと、さすがに今観るにはキツいシーンがかなりある。
しかしながらクライマックスでベートーヴェンの『交響曲第7番』をBGMに繰り広げられる殺戮シーンと、「人間の生涯」を端的に描写したラストシーンは何とも言えない後味を残す。
個人的にはかなり好きな作品。




第2位「カッコーの巣の上で



1975年製作。ジャック・ニコルソン主演の名作。
60年代の精神病院を舞台に、体制の中で抗う男の姿を通して人間の尊厳と社会の不条理を問うヒューマンドラマ。
有名な作品なので、説明は不要だろう。
この衝撃的な結末には泣いた。




第1位「蔵の中」


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1981年の角川映画
横溝正史の同名幻想小説の映画化作品。肺炎のため蔵に隔離された聾唖の姉と、彼女を慕う弟の物語。
当時ニューハーフとして話題になった松原留美子が主演。
耽美かつ隠微な世界が全篇に渡って濃厚に描写されている。
主人公が書いた小説と、現実の世界が交錯しながら物語は展開し、ラストに意外な結末を迎える。
当時観た時は、この結末の意味がわからず、数年程トラウマになったw