映画「ダークナイト」観賞@品川プリンスシネマ(20:35〜23:20)

kitakogane_aoi2008-09-25

あー、やっと観られた。
殆どの所でロードショーは終了してるので、こんな時の"駆け込み寺"として重宝している品川プリンスシネマにて。


前作「バットマン ビギンズ」が今作の予告編にしか見えない程、恐ろしく密度の濃い人間ドラマが展開され、152分という長尺をまったく感じさせないハイテンションなストーリーと説得力溢れる重厚な世界観、そして迫力満点の映像には終始圧倒された。


光と闇。善と悪。秩序と混沌。・・・それらを巡る対立が、バットマンとジョーカーの戦いを通して一貫して描かれ、その中で己の存在について終始苦悩するバットマンの姿が胸に迫る。


意外な形で登場するトゥー・フェイスの絡ませ方も絶妙。


ジョーカーを演じたヒース・レジャーは、ジャック・ニコルソンさえ凌ぐかと思える程の鬼気迫る"狂気"の名演。早逝が惜しまれる。


ラストシーン。タイトルの「ダークナイト」の意味する所が明らかとなる。あまりの哀しさに涙を禁じ得ない。


"ヒーロー物"というジャンルを超越して、見る者全ての魂を揺さぶる大傑作!
日本で今ひとつ当たらなかったのが勿体無い限り。
暗いヒーロー映画ってウケないのかなぁ・・・。