映画「暴走パニック 大激突」観賞@銀座シネパトス(20:35〜22:00)

kitakogane_aoi2009-02-09

クエンティン・タランティーノ製作総指揮のアクション映画『ヘルライド』の公開を記念して、銀座シネパトスでスタートした特集上映「燃やせ!俺たちの70'sジャパニーズ・グラインドハウス魂!」に参戦。


で、本日の上映作品は1976年2月公開の東映映画「暴走パニック 大激突」。
監督は深作欣二
出演者は渡瀬恒彦杉本美樹、川谷拓三、室田日出男小林稔侍、渡辺やよい風戸裕介、林彰太郎三谷昇、潮健志 ほか


33年前の作品だが、とにかくエネルギッシュ。
登場する連中が揃いも揃って全員キャラ立ちまくりで、尋常ではないレベルで濃すぎる(笑)
小林稔侍と三谷昇の死にっぷりが、かなりエグい感じでよろしい。
杉本美樹渡辺やよいの脱ぎっぷりも見事。


本筋と殆ど関係がない風戸裕介と林彰太郎の禁断のホモプレイが、微妙に平行して描かれているのも妙におかしい。


ラストはタイトル通り、マジで「暴走パニック 大激突」となる。
カーアクションそのものは洗練されておらず、ひたすらぶつかって壊れるだけなので、かなり泥臭いが、様々な登場人物が異様なまでのエネルギーをぶつけ合うクライマックスのカオスっぷりとテンションの高さは圧巻である。
今の映画では絶対出せないギラギラとしたエネルギーがフィルムから滲み出していたと思う。


この作品、ビデオは一応昔出ていたのだが、なぜかDVD化されていない。
資料的価値の高い作品でもあるので、是非DVD化を希望したい。