「戦国自衛隊1549」

福井晴敏原作かぁ。
てっきり田辺節雄の「続戦国自衛隊」(ノベライズ版は宇治谷順著)の映画化だとばかり思ってたよ(苦笑)。まぁ確かに対米海軍なんてシーンはとても出来そうにないか。
キャストについては別に現段階では不満なし。ただ前作は「アクション映画」という側面も持ち合わせていたんで、その辺も可能な限り頑張って頂きたいと。
今回、防衛庁も協力してるんで、本物の兵器の迫力は期待出来そうなんだけど、それが映画の面白さにつながっていくかはまた別問題。前作の「戦国自衛隊」の合戦シーンを、黒澤明の「影武者」や「乱」のそれと比較してみると、物量的な密度こそ見劣りするものの、そのアクションの迫力に関しては、断然「戦国自衛隊」の方が上だということがわかる。要は描写のセンスの問題(前作はアクション監督を千葉真一が担当していたことも大きい)なんで、この辺は手塚監督の手腕に期待するしかないと。
しかしDVDが3万本売れてて角川映画中トップってのは意外。密かに人気あるんだねぇ。いや私も持ってるけど(笑)。
ただこのソフト、映像をもっと美しく収録してほしいし(多分現在の商品はLDと同じ原盤)、音声収録とか特典関係もショボショボなんで、それこそコレクターズBOXの発売を希望したかったりして。少なくともデジタルリマスター版は出すべきだと思うんだけどなぁ。
そーいや合戦時の雑兵のエキストラ募集もやってたんだけど、ロケ地が遠い(陸上自衛隊東富士演習場周辺)んで思案に暮れてたりして。年齢制限はゆるいんだけどなぁ(苦笑)。