感想

  • A4thとK3rdのセットリスト中心。A4thはまだ延べ500人前後の客の前で1〜2回しか披露していなかったわけで、会場の75%の客が初聴という状態。当然盛り上がり切れるワケもなく、非常に微妙な空気の中で展開された公演だった。
  • が、まさに現在進行形で劇場で行われている公演の出張ダイジェスト版(殆どの曲がワンハーフ)といった趣きではあり、一応、全国ツアー向けのセットリストとしては至極真っ当という気もした。東京ではむしろ「劇場」という、より良い環境で毎日のように観られることもあり、有難味は非常に薄いが、地方の客へのプレゼンテーションという見地から考えれば、これもありかと言わざるを得ない。
  • 1曲目に「Virgin Love」は、ちょっと意外。先発曲というよりは中継ぎ的な曲というイメージがあるので。
  • 「Faint」のともちんが、かなり良い。フトモモとかヘソとか。
  • 泣きながら微笑んで」はコンサート用にリアレンジ。スケールが大きくなって良かったと思う。柱が無いので大島優子の存在感が途切れることなく、また曲がワンハーフだったので逆にダレることもなく、私的には劇場とは違う良さが味わえたと思う。
  • 星野みちるの「ガンバレ!」は圧巻。A4thではビデオ上映でしか聴けないんで、生歌で聴けるこのステージは非常に貴重。歌の間奏で既に拍手が。この日最も観客が心からの拍手を贈った瞬間。
  • ほねほねワルツ」オリジナルメンバー版は、ある程度予想はしていたが、やはり、かやのキレのあるダンスが圧巻。特に最後のお辞儀のアクションなどは、他のメンバーとは比べ物にならないほど深々と体を曲げているのが確認出来て感動した(オンエア版でも観られるが)。ともちんには「迷い」が感じられた(苦笑)
  • 「くるくるぱー」。劇場でメンバーの不在を支え続けてきた今井優が、逆にいなくなっているのが少し寂しかった。
  • 渡邊志穂、涙のコメント。青年館ではゆかりんが務めたが、割と意外な人が締めのコメントを担当するのが慣例になりつつあるのか? 1stではユニットシャッフルで、ユニットから外され、2ndでは「涙の湘南」のポジをこじはるに奪われ、そして今回チームB行き(ぶっちゃけ「左遷」と言ってよい)を命じられるという、AKB48で最も不遇なメンバーと言える彼女のコメントだけに、かなり重いものを感じた。芸能界は下克上の世界なんで、その内チャンスは巡って来るだろう。くじけずに頑張って欲しい。
  • 「片思いの卒業式」ではAメンのセーラー服姿が見られるのがポイント高い。かやの可愛いよかやの。えれぴょんと「妹みたいな存在〜」パートを歌うところで萌え死にそうだった。
  • アンコールの掛け声は、なかなか始動せず、かなりヲタの微妙な心境を反映させた空気が会場を包んでいた。知らない曲ばかりで、みな不完全燃焼という雰囲気。
  • で、アンコールは必ず盛り上がる人気曲・シングル曲で固められていたが、どれもこれもワンハーフで、ますますヲタの心象は悪くなるばかり。正直、コンサート終了後の爽快感はまるで無かった。
  • こんなんで半月近くも劇場休演するとは何事かとも思った。まぁ多分、映画の撮影やらその他のメディア仕事が忙しかったんだろうけど。あと相変わらずAメンよりも、Kメンに負担のかかるセットリストだと思った。
  • それと、もうチケはFC先行では、絶対購入しないことに決めた。