ミュージカル『中野ブロンディーズ』観劇@新宿・全労済ホール/スペース・ゼロ(13:00〜14:50)

kitakogane_aoi2008-03-16

http://www.nelke.co.jp/stage/nakano/


脚本・演出/金房実加(天然スパイラル)

音楽/楠瀬拓哉(OVERCOME MUSIC)

出演/杉本有美 黒木マリナ 落合祐里香 森咲樹(ハロプロエッグ) りりあん 藤崎ルキノ 小林由佳(G-Rockets) 中島愛
長谷川桃 丹羽あおい(天然スパイラル) 鈴木日和子/たくませいこ



チケット申し込んだのが11日で、公演初日の前日だったのだが、5列目とか来たので、さすがに動員が心配になった。
しかし、口コミで評判が伝わったのか、それなりに客席は埋まっていた模様。


開演前の陰ナレは藤崎ルキノ。芝居の中であるチアリーディングに対する応援の練習とか。うーん、リピーターならまだしも初見の客にはなかなか難しい要求だよな。まず観ないことにはわからんて。




(以下、大幅にネタバレ)




ストーリーは、チアリーディング版なんたらガールズみたいな。
素人が努力して高みに昇る系の話は最近の流行だけど、その素人が一般人ではなく「ヲタ」というのがポイント。
協調性の無い「ヲタ」同士が、様々なせめぎ合いの末に、一致団結し、大事を成し遂げる・・・。
このようなシンプルなプロットだけに、個々のキャラクター描写に、より力点が置かれていた印象ではあった。


ヲタが主役のミュージカルなのだが、主演の杉本有美さんは全くヲタに見えなかった(笑)。
というか、普通にモデルにしか見えん(それが本業だし)。スタイルが良過ぎる。
まぁ主役をニュートラルにした反面、他のキャストの個性がより際立つように見えるという計算もあるのかもしれないが。


りりあんがハマリ役で可愛かった。
ゆりしぃの喪服姿に萌えた(笑)。


森咲樹ちゃんは中盤、存在を忘れられたかのように出番が無かった(苦笑)。


藤崎ルキノって、どっかで見たなぁと思ったら、完メドのメンバーだったような・・・・。



中盤、ストーリーが少々もたつくが、それ以外は全般的にかなり楽しめた。
「ヲタク」的な台詞の元ネタとしては、ガンダム聖闘士星矢ドラクエなどが多かった。かなりの頻出度。


細かいことを言うと、戦隊ヲタ役の小林由佳が、「昔ハマって観ていた」作品が「ゴーグルV」とか「ダイナマン」とかで古すぎる(苦笑)。これ演出家が観てた時代のだろ?(笑)
順当に行くなら、「ジュウレンジャー」〜「メガレンジャー」の間くらいじゃないかなぁ?



クライマックスのチアリーディングシーン。
最後にしか無いのはかなり贅沢。
もう一度見たいな。
DVD出ないかな?