映画「デス・レース」観賞@MOVIX亀有(22:00〜23:55)

kitakogane_aoi2008-12-12


1975年製作の超B級カルトムービー『デス・レース2000年』を、『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が現代的なアレンジで甦らせたリメイク作。
リメイクと言っても、主人公の「フランケンシュタイン」とライバルの「マシンガン・ジョー」(売れない頃のシルベスター・スタローンが演じていた)という名前以外、全てが別物。
善良な市民を轢き殺してポイントを稼ぐ(子供・老人・身障者などを轢き殺すと高ポイント)ような、ラジカルなアナーキーさは排除され、基本設定の変更により、カーアクションをキッチリ見せていくことに重点が置かれている。
なんとも間の抜けた空気が漂う、旧作のいかにも予算の無いチープな雰囲気も好きだったが、これはこれで徹頭徹尾B級の娯楽アクションムービーに徹していて十分に楽しめた。
ナタリー・マルティネスも色気があって非常によろしい。
ストーリー的には、なんのヒネりも無いのが欠点と言えば欠点だが私的には全く気にならなかった。
コマンドー」みたいに何度観ても楽しめそうなB級娯楽ムービーだと思う。